展示会でせっかく出展しても、通路を人が素通りしてしまうと、コストも時間も報われません。一方で、ただ派手にすれば良いわけでもなく、「目立つ仕掛け」は売上やリード獲得につながってこそ意味があります。
この記事では、展示会で目立つ仕掛けを外注する際に押さえたい考え方から、最新トレンド、会社選びのコツ、システム連携までを順に解説します。
1. 展示会で目立つ仕掛けを外注する前に知っておきたい基本ポイン
1.1 展示会で目立つために必要な要素を具体的に整理する
「目立つブース」を考えるとき、多くの担当者は大きな装飾や派手な演出をイメージしがちです。ただ、本当に重要なのは「来てほしい相手の目に留まり、会話や商談につながること」です。単なる視覚的な派手さと、ビジネスに効く「目立ち方」は別物と考えた方がうまくいきます。
来場者は限られた時間で多くのブースを回るため、「これは自分に関係がある」と一瞬で判断できる要素が必要です。ブース名やキャッチコピー、展示物の配置、スタッフの立ち位置など、すべてが「どんな価値を、誰に向けて伝えるのか」を示すサインになります。自社の強みや展示コンセプトを、5秒以内に伝えられる見せ方を設計できているかが、目立つかどうかの分かれ目です。
1.2 自社だけでなく外注を検討すべきタイミングと理由
自社でポスターやパネルを作り、最低限の装飾で出展するだけなら、デザイン会社や制作会社に外注しなくても成立します。ただ、「集客に直結する仕掛け」や「他社と明確に差別化できる演出」を考え始めると、社内だけではノウハウやリソースが不足しやすくなります。
特に、他のマーケ施策と連動させたい、インタラクティブなコンテンツやシステムを使いたい、初めての展示会で勝ちパターンが分からない、といった状況では、外注の検討が現実的です。
外部の専門家は、他社の成功事例や失敗例を数多く見ているため、やみくもに派手な仕掛けに走るのではなく、「この業界・この来場者なら何が刺さるか」という観点で企画を提案できます。限られた予算の中で、どこにコストをかけるべきかの判断材料も得やすくなります。
1.3 仕掛けづくりを外注するメリット・デメリット
展示会の仕掛けを外注するか迷うときは、良い面と注意点を冷静に整理しておくと判断しやすくなります。
外注のメリット
- 社内にないアイデアやノウハウを取り入れられる
- 設計・制作・運営まで一括で任せ、担当者の負担を減らせる
- プロの目線で、目的に沿った「目立ち方」を設計してもらえる
外注のデメリット
- 企画・制作費がかかり、コスト管理が必要になる
- 自社内の意図が伝わらないと、イメージと違う仕上がりになる
- 修正のたびに時間がかかり、スケジュール管理がシビアになる
外注を前提に考えるのではなく、自社で担うべきことと、外部に任せた方がよい領域を切り分けることが重要です。自社にしか分からない顧客理解や製品知識は社内で深く詰め、空間設計や映像制作、システム開発など専門性の高い部分を外注するという役割分担が、現実的な落としどころになることが多くあります。
2. 展示会で目立つ仕掛けの最新トレンドと事例パターン
2.1 デジタル技術を活用したインタラクティブな仕掛けの特徴
近年の展示会では、画面やセンサー、モバイル端末を活用した「インタラクティブな体験型コンテンツ」が定番になりつつあります。単に映像を流すだけでなく、来場者の動きや入力に応じてコンテンツが変化することで、ブースに滞在する時間を自然に伸ばしやすいのが特徴です。
タッチパネルでソリューションを診断できるコンテンツや、モーションセンサーで操作できる製品紹介、XR・プロジェクションを組み合わせた仮想デモなど、表現の幅は広がっています。
ただ、技術ありきで複雑な操作を要求すると、逆に参加のハードルが上がります。展示会では、見れば使い方が直感的に分かり、数十秒で価値が伝わる設計が重要です。デジタル技術はあくまで手段であり、「どんな体験を通じて、何を理解してもらうか」が先にあるべきだと考えた方が失敗を避けられます。
2.2 立ち止まりを生む空間デザイン・導線設計の考え方
仕掛けそのものの魅力も大切ですが、「ブースの前を通る人が足を止めやすい形になっているか」は別の問題です。遠景・中景・近景の3段階で情報設計を考えると、空間づくりの整理がしやすくなります。
遠景では、通路の遠くからでも自社ジャンルやキーワードが一目で分かるサインが有効です。中景では、大きなビジュアルやデモの動きで興味を引き、近景では具体的なメリットや事例を示して商談へつなげます。
導線設計のポイントは、「立ち止まる位置」と「スタッフが声をかける位置」を明確に決めておくことです。人の滞留スペースと動線がぶつかると混雑やストレスの原因になるため、見せ場と通り道を分け、自然に流れが生まれるようにレイアウトを組むと、ブース全体が活きてきます。
2.3 BtoB展示会で効果的な見せ方とNGな目立ち方
BtoB向けの展示会では、派手さよりも「信頼」「具体性」「効率性」が重視されます。良かれと思って行った演出が逆効果になることもあるため、あらかじめ線引きをしておくと安心です。
・ 目立つべきポイント
顧客の課題や成果を数字や事例で端的に示す見せ方が有効です。
・避けた方がよい目立ち方
過度な音量の演出や、来場者を無理に引き止める呼び込みは、BtoBの場では敬遠されがちです。
・担当者が気を付けたいスタンス
担当者は、来場者の時間を尊重しつつ、必要な情報を短時間で提示できる姿勢が求められます。
「にぎやかさ」より「信頼感のある存在感」をどう出すかを軸に、演出の強弱を調整すると、来場者との距離感を誤りにくくなります。
3. 目立つ展示会ブースづくりのための企画・設計プロセス
3.1 出展目的とターゲットを明確にするヒアリングのポイント
外注先と最初に打ち合わせをするとき、出展の目的やターゲット像が曖昧なままだと、企画がぶれやすくなります。そこで、ヒアリングでは次のような点を整理しておくと、目立つ仕掛けもブレずに設計しやすくなります。
- 出展の主目的(新規リード獲得、既存顧客との関係強化、認知向上 など)
- 最優先で話したい職種・役職・業界などのターゲット像
- 来場者に「ブースを出たあと」どういう状態になってほしいか
- 自社が他社と比べて特に強いと考えているポイント
- 成功をどう評価するか(名刺数、商談数、アンケート数などの指標)
こうした情報を共有することで、外注先も「とにかく派手に」ではなく、目的に直結した仕掛けや導線を具体的に提案しやすくなります。逆にここがあいまいなまま進むと、途中でコンセプトの修正が必要になり、時間やコストのロスにつながりやすくなります。
3.2 仕掛けアイデアをプランに落とし込むまでのステップ
アイデア出しの段階では、あえて制約を外して自由に発想することも大切ですが、最終的には図面やシナリオに落とし込まれた「実行可能なプラン」にする必要があります。一般的には、要件整理、コンセプト設計、ラフ案作成、詳細設計という流れで進めていく形が多くなります。
まず、目的やターゲット、予算、出展スペース、利用可能な設備などの要件を整理し、その上で「何を、どんな体験で伝えるか」というコンセプトを決めます。次に、ブースのレイアウト図や主要なビジュアル、仕掛けの位置をラフで描き、関係者間で目線を揃えていきます。
この段階で、来場者の動きやスタッフのオペレーションも含めて確認しておくと、後の修正が少なく済みます。その上で、必要な機材やコンテンツ、システムの詳細仕様を固めていく流れが現実的です。
3.3 デザイン・コンテンツ・システムの連携で失敗を防ぐコツ
展示会で目立つ仕掛けをつくる際に起こりがちなトラブルが、見た目のデザインとコンテンツ、システム仕様がバラバラに進んでしまうケースです。完成してみたら、デザインは良いもののコンテンツの量が合わない、システムの挙動と画面構成が噛み合わない、といった問題が発生しやすくなります。
これを避けるには、「来場者の体験ストーリー」を軸に、三つの要素を同時に設計していくことが有効です。来場者がブースに近づいてから離れるまでを時系列で整理し、その中でどのタイミングで何を見せ、どのボタンを押し、どの情報を記録するのかを一つのフローとして描きます。
その上で、画面デザインやコピー、システム仕様をすり合わせれば、「使いやすさ」と「見やすさ」が両立しやすくなります。制作会社やシステム会社が別々の場合も、初期段階から合同で打ち合わせする場を設けておくと安心です。
4. 展示会の仕掛け制作を外注する際の会社選びとチェックポイント
4.1 どこまで任せられるかを見極める外注範囲の整理方法
展示会の仕掛けづくりを外注する際には、最初に「自社で担う部分」と「外注先に任せる部分」を線引きしておくと、後のコミュニケーションがスムーズになります。企画から運営までをすべて任せるのか、ブースデザインだけ、システムやコンテンツだけを依頼するのかで、適した会社も変わります。
自社側で担うと決めた領域については、担当者や意思決定プロセスを事前に整理し、外注先に共有しておくと良いでしょう。逆に、外注先に任せたい領域は、求めるアウトプットイメージや、判断を委ねてもよい範囲を明示することが大切です。
「丸投げ」ではなく、「どの部分をプロの判断に委ねるのか」を意識して伝えることで、外注の価値を引き出しやすくなります。また、展示会当日の設営・運営サポートまで対応できるかどうかも、最初に確認しておきたいポイントです。
4.2 実績・体制・コミュニケーションで確認すべき項目
外注先を選ぶときは、単に制作物のクオリティだけでなく、体制やコミュニケーションの取りやすさも重要な判断材料になります。確認したいポイントを整理すると、比較検討しやすくなります。
- 過去の展示会やイベントの実績が、自社と近い業界・規模かどうか
- 企画、デザイン、システムなど、どの工程を社内で対応しているか
- 担当者とのやり取りがスムーズで、意図を汲み取ってくれるか
- スケジュールやリスクについて、現実的な見立てを共有してくれるか
- トラブル時の対応窓口や、フォロー体制が明確になっているか
こうした観点を押さえておくと、「単に見栄えが良いブースを作る会社」ではなく、「ビジネスの目的達成まで伴走してくれるパートナー」かどうかを見極めやすくなります。複数社を比較する場合も、同じチェック項目で情報を整理しておくと、主観に流されにくくなります。
4.3 見積もり・スケジュール・著作権でトラブルを避ける注意点
展示会の仕掛け制作では、見積もりや納期、著作権の扱いを曖昧にしたまま進めると、後でトラブルにつながりやすくなります。特に注意したいのは、見積もり範囲と成果物の定義、変更が発生した場合のルールです。
見積もり段階では、どこまでが基本費用に含まれ、追加費用が発生する条件は何かを確認しておきます。スケジュールについては、展示会当日から逆算して、修正可能な最終期限や予備日を決めておくと安心です。
著作権や利用範囲に関しては、展示会後にWebや他のイベントで二次利用できるかどうかを、契約前にすり合わせておくことが重要です。これらを事前に整理しておけば、制作途中での認識違いや、終了後の利用に関するトラブルを減らせます。
5. システム連携を活用した展示会の仕掛けで成果を最大化する方法
5.1 IoTやアプリを活用した展示会での体験設計の考え方
IoTデバイスやスマートフォンアプリを組み合わせると、来場者一人ひとりに合わせた体験や、リアルタイムなデモが行いやすくなります。ただし、技術要素が増えるほど設計が複雑になるため、最初に「どの瞬間に、どんな価値を感じてもらいたいか」を明確にすることが不可欠です。
例えば、センサー連動のデモを用いる場合、来場者がどこに立てば反応し、何が変化するのかを直感的に理解できるように見せ方を工夫する必要があります。アプリ連携の場合も、ダウンロードやログインの手間が負担にならない導線づくりが求められます。
展示会の会場という制約の中で、操作手順を極力シンプルにし、短時間で価値が感じられる体験を設計することが、システム連携型の仕掛け成功の前提となります。
5.2 リード獲得につながるデータ取得と活用のポイント
システム連携型の展示会施策では、名刺交換に依存せず、来場者の行動や興味をデータとして取得しやすくなります。ただし、むやみに情報を集めるのではなく、営業が実際に使えるデータに絞ることが重要です。
取得すると効果的なデータの例
- どのコンテンツにどれだけ滞在したか(興味度の指標)
- どの製品カテゴリーを閲覧したか
- 来場ルートや行動ログ
これらの情報は、フォロー時の話題選びや提案の優先度を決める材料になります。
データ設計のポイント
- 「この情報があればどんなアクションにつながるか」を事前に明確化
- 営業担当と必要項目をすり合わせ、無駄な項目を省く
- 同意取得方法・保存期間など、個人情報の運用ルールを事前に設計
目的に沿ったデータ取得と運用設計ができているほど、展示会後のリード育成と商談化の精度が高まります。
5.3 展示会後の営業・マーケ施策とつながる設計の重要性
展示会の本当の勝負は、会期が終わったあとに始まります。どれだけ目立つ仕掛けで人を集めても、後のフォローにつながらなければ、投資対効果は見えづらくなります。そこで、展示会施策を企画する段階から、「その後の営業・マーケティング施策」との接続を含めて設計しておくことが大切です。
具体的には、展示会で取得した情報をどのようにCRMやMAツールに連携するのか、フォローのタイミングや内容をどう分けるのかを、あらかじめ決めておきます。来場者にとっても、展示会での体験内容と後日のメールや提案内容がつながっている方が、記憶に残りやすくなります。
展示会を単発のイベントではなく、顧客との長期的な関係構築の入口として位置づけることで、目立つ仕掛けが売上や案件化に結び付きやすくなります。
6. 展示会で目立つ仕掛けを外注するなら株式会社O-lineに相談しよう
6.1 展示会で目立ちたい企業のどんな課題に応えられるか
株式会社O-lineは、システム開発、広告代理業、クリエイティブ制作を一体で手掛けていることから、展示会におけるさまざまな課題に対応できます。
例えば、展示会で自社サービスをどう見せればよいか分からない、技術的なデモを来場者に伝わりやすくしたい、リアルな場とデジタル施策をつなげたいといった悩みに対して、企画段階から相談できます。
マスメディアからデジタル広告まで幅広い広告領域に関わっているため、展示会を他のマーケティング施策とどう組み合わせるかという視点も持ち込めます。「とにかく派手に」ではなく、「誰に、何を、どう伝えるか」という軸で展示会の目立ち方を設計したい企業に向いている体制と言えます。
イベントや映像、Webサイトの制作にも対応しているため、展示会だけでなく、その前後のコミュニケーション設計も含めて相談しやすい環境が整っています。
6.2 システム開発とクリエイティブ制作を組み合わせた強み
株式会社O-lineの特徴は、IoTやアプリケーション開発、AI、クラウドサービスといったシステム開発の知見と、Webサイト・映像・イベントなどのクリエイティブ制作を、社内でワンストップに提供している点にあります。これにより、インタラクティブコンテンツやシステム連携型の展示会仕掛けを検討する際にも、企画から実装までを一貫して相談できます。
たとえば、センサーやアプリを活用したデモンストレーション、データ取得を前提とした体験設計、展示会とオンライン施策をつなぐ仕組みづくりなど、システムと表現の両面からプランニングが可能です。
さらに、広告代理業としてさまざまな媒体に携わっている背景から、展示会の場だけで完結しない「コミュニケーション全体の設計」を意識した提案ができることも強みと言えます。
6.3 初めての展示会出展でも進めやすいサポート体制
展示会が初めて、あるいは本格的な仕掛けを伴う出展が初めてという企業にとっては、何から手を付ければよいか分からないことが多いはずです。株式会社O-lineは、イベント企画や運営、映像・Web制作など幅広いプロジェクトを経験しているため、出展目的の整理やコンセプト設計といった上流の段階から伴走しながら進める体制を持っています。
また、自社でYouTubeチャンネルの企画・制作を行い、継続的に視聴者とのコミュニケーションを取っている経験から、コンテンツづくりやファンとの関係構築についても知見があります。
展示会を単発の施策で終わらせず、その後の情報発信やブランドづくりへどうつなげるかという視点で相談できる点は、長期的なマーケティングを考える企業にとって心強い要素となるでしょう。
7. 展示会で目立つ仕掛けを成功させるために外注を上手に活用しよう
展示会で目立つ仕掛けをつくるうえで大切なのは、「派手さ」ではなく、「目的とターゲットに合った目立ち方」を設計することです。そのためには、出展の狙いを明確にし、来場者の体験ストーリーを軸に、デザイン・コンテンツ・システムを連携させていく必要があります。
一方で、インタラクティブなデモやシステム連携、空間設計までをすべて自社だけで行うのは現実的ではないケースも多くなります。自社にしか分からない顧客理解や製品の強みをベースにしつつ、専門性の高い部分は外部パートナーを活用することで、限られた予算と時間の中でも成果につながる展示会出展が実現しやすくなります。
外注先を選ぶ際は、単なる制作能力だけでなく、目的達成まで伴走してくれる姿勢や、システムとクリエイティブの両面から提案できるかどうかも重視しながら、自社に合ったパートナーを見極めていきましょう。
展示会で注目を集めるための仕掛けづくり
O-lineは、システム開発からクリエイティブ制作までをワンストップで提供し、展示会でのイベント企画やデザインで貴社の魅力を最大限に引き出します。経験豊富なチームが、多岐にわたるソリューションで貴社のプロモーション活動を全面的にサポートします。
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